ペルシャ絨毯とは?

ペルシャ絨毯は、2500年以上の長い歴史を誇るイランの伝統工芸品です。ウール、シルク、コットンなどの自然素材を使用し、熟練の職人によって手織りされるこれらの絨毯は、精緻な模様と鮮やかな色使いで知られています。地域ごとに異なるデザインが存在し、有名な産地には、タブリーズ、クム、カシャーン、イスファハン、ナインなどがあり、それぞれ特有のスタイルがあります。

 

タブリーズ絨毯

タブリーズはイラン北西部に位置し、その絨毯は「トルコ結び」の技術で知られています。耐久性が高く、「マヒ」デザインが特に有名で、波のデザインと飛ぶ魚のモチーフが特徴的です。耐久性と美しさを兼ね備えたタブリーズ絨毯は、多目的に使用され、家の装飾に豪華さを加えます。

 

カシャーン絨毯

カシャーン絨毯は、その鮮やかな色合いと複雑な花や幾何学模様が特徴です。特に純シルク製のカシャーン絨毯は、非常に高品質で、世界中で価値が認められています。また、その歴史は5000年前の村にまで遡り、観光地としても人気があります。

ロンドンのアルバート博物館に展示されている、アルダビール絨毯は、カシャーンがその発祥の地と言われています。

 

イスファハン絨毯

イスファハンの絨毯は、最上質の手紡ぎウールとシルクを使用しています。中央のメダリオンや多様な花模様、幾何学模様が特徴で、その芸術的なデザインは世界中で評価されています。豊かな色調と緻密な織り込みが、長期間の美しさを保証します。

 

クム絨毯

クムはテヘラン近郊の小さな町で、シルク絨毯の生産で知られています。最近は価格の高騰に伴い、ウール絨毯の生産も再開されました。クムの絨毯は、そのユニークなデザインと色合いで、特に日本で人気があります。

 

ナイン絨毯

ナインの絨毯は、その細かな織りと上質なデザインで評価されています。比較的狭い空間にも適しており、日本のマンションなどで人気を集めています。また、明るい色調の使用が多く、モダンからクラシックな家具にも調和します。