パキスタン

パキスタン絨毯の歴史

いまから約500年前のムガール帝国時代(15201858年)、芸術に関心が深かったアクバル大帝がペルシャから優秀な織匠を招き絨毯を織らせたのが始まりだと言われています。

ムガル帝国のもとで伝統的なヒンドゥー文化と外来のイスラム文化との融合がすすみ特色あるインド=イスラム文化として成熟していきました。 

当時のパンジャブ(いまのラホール)で織られた絨毯は、ムガール建築に見られるモチーフと装飾的なスタイルを利用しています。

ムガール宮殿のデザイナーたちは当初のスタイルから、次第に独自のスタイルを作るようになり、緻密な織り目のカーペットを作り出した。

パキスタンのカーペットの製造はインドと同じ方法で始まり、国がインドから分離されたとき、ほとんどの織工はパキスタン側に移動しました。

 

パキスタン絨毯のデザイン

主に2種類のデザインがあり幾何学的なデザインが特徴です。

・ボハラ柄・・・楕円形続き絵。 象の足や花を表している。

・ジャルダール柄・・・ひし形の続き絵。 ドラゴンを表している。

 

 

パキスタン絨毯の緻密度

一般的に結び目の細かい絨毯ほど毛足が短くなり、高価となります。

結び目が高いほど、ラグの品質が良くなります。9/14は高品質。

 ノットが低いほど、パイルが低く品質が低くなります。

 シングルノット

・ノーマル

・シルクタッチ

・スーパーファイン

ダブルノット

 

 

手織りの絨毯には毛の流れに向きがあり、見る向きで光の反射のし方が異なるため、色味が違って見えます。毛足が長いものでは色味が大きく異なるのに対し、毛足が短いと色味の違いが少なくなります。

 

 

 

パキスタン絨毯の素材

主にパキスタン絨毯として使用されている素材は

・ニュージーランド産のウール

・パキスタン産のウール

・シルク

の3つです。

絨毯によっては縦糸と横糸は綿で織られているものやアクセントにシルクが使われているものもあります。

どのパキスタン絨毯も素晴らしい光沢と肌触りの滑らかさが魅力的です。