ギャッベなどのウール素材のラグは、夏でも快適にご使用いただけます。ウールは湿度を調整する性質を持っており、汗ばむ季節でも表面がべたつかず、さらっとした肌触りが保たれます。さらに通気性にも優れているため、熱がこもりにくく、一年を通じて快適にお使いいただけます。
ウールは高い吸湿性と放湿性(いわゆる調湿性)を兼ね備えた天然素材です。湿気を吸収したり放出したりすることで、蒸し暑い季節でもさらっとした感触を保ちます。化学繊維のラグに比べて肌ざわりが良く、素足で踏んでも心地よさを感じられます。上質なウールラグはチクチク感が少なく、素足で触れても滑らかです。
「夏場にウールのギャッベを敷いても暑くないのですか?」と尋ねられることがありますが、問題なく夏も快適にご使用いただけます。ウールの調湿効果により、夏は湿気を吸収してさらっとした肌触りになり、冬は保温性を発揮して暖かく感じられるため、ギャッベは通年使用に適しています。
むしろウールラグは、エアコンによる冷えすぎを防ぐための対策としても効果的です。
実際の声として、蒸し暑い廊下にギャッベを敷いたところ、「暑くないし、むしろ涼しく感じた」との感想がありました。また、別の利用者からは「絨毯の触り心地がさらさらで快適だった」という意見や、「フローリングは裸足だとべたついて不快に感じた」との声も寄せられています。
綿や麻といった他の天然素材のラグも通気性や吸湿性に優れており、夏向きと言えます。しかし、一年を通して使うのであれば、ウール素材のラグが断然おすすめです。ウールの水蒸気吸収量は綿の約2倍、ポリエステルの約30倍にもなります。汗をかいても繊維が湿気を吸収するため、表面はさらっとした状態を保ち、快適さが持続します。