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アバデ近郊のイザードハシュト隊商宿

アバデ

種類:ペルシャ絨毯

場所:中央イラン(旧ペルシャ)

ノット密度:1平方メートルあたり150,000 - 350,000ノット


特徴:頑丈、六角形のメダリオン

パイル:ウール

アバデは、イラン中部のファールス州北部に位置する町で、テヘラン(首都)から見て南へ約570〜600kmの地点にあります。

最寄りの大都市はイスファハン(約270km北)とシーラーズ(約270km南)です。

この立地のため、アバデは古くからキャラバン(隊商)の中継地として栄え、多様な文化の影響を受けてきました。

特に、ガシュガイ族(遊牧民)の影響を受けたデザインが数多く見られ、素朴で力強い表現が特徴的です。

アバデ産の絨毯には、中央に菱形のメダリオンを配置し、その周囲に小さな花や動物のモチーフを施した幾何学的なデザインが多く見られます。このデザインは、「ヘイバトルー」と呼ばれ、アバデ絨毯の特徴となっています。

また、鹿や鳥、樹木、花といった自然のモチーフが多く使われ、遊牧民の自由な芸術感覚が反映されています。

ノット密度は比較的高め(例:150,000〜350,000ノット/㎡程度)で、他の部族系絨毯よりも細かな仕上がりです。

色合いについては、赤茶色やレンガ色を基調とすることが一般的です。これらは主に植物染料で染められ、時間が経つにつれて独特の深みを増し、より味わいのある風合いになります。